足の健康

あなたの足は健康ですか?

足は『第二の心臓』とも呼ばれるように、健康な生活を送るうえでとても大事な身体の一部です。
快適に歩き続けるためには、まずは自分の足が本当に健康かどうかを知ることがとても重要です。

足の構造

足の骨格は図のようにとても複雑な構成になっています。 骨の数は踵(かかと)から足指まで28個。それらを役割によって後足部(こうそくぶ)・中足部(ちゅうそくぶ)・前足部(ぜんそくぶ)に分けることが出来ます。
後足部は身体全体を支える役目、中足部は歩いたり走ったりなど運動時に加わる衝撃を吸収する役目、前足部は歩く際の蹴りだしや重いものを持った時等の踏ん張る際に力を発揮します。
また、それぞれの骨と骨の間には関節があり、特に中足骨と基節骨をつなぐ中足趾節間関節はスムーズは歩行をする上で踏み返し運動を担う重要な関節です。

足のアーチとは

足には3つのアーチが存在します。
このアーチの役割は

  • 運動時に床面から身体に加わる衝撃を吸収する
  • 坂道の上り下りやデコボコ道を歩く際のバランスを調整する
  • アーチの下を通る血管を守る

の3つが主に挙げられます。

足のアーチは筋肉や靭帯(じんたい)で支えられますが、合わない靴や怪我などで、アーチが崩れると外反母趾(がいはんぼし)・扁平足(へんぺいそく)・膝痛・タコ・ウオノメなど様々な足のトラブルの要因となります。

足は第二の心臓

足は心臓からもっとも遠い位置にあり、血液を身体全体に循環させるためには、心臓のポンプ作用だけでは不充分です。
それを補うのが『歩く』という運動です。歩くことで足の筋肉を伸び縮みさせて血流を促し、心臓の働きを助ける第二のポンプの役割を果たします。これが、足が第二の心臓と呼ばれる所以です。
ただし、足のアーチが崩れていたり、合わない靴で歩いて足のアーチが崩れたり、筋肉が充分に作用していないとこのポンプが機能しにくくなるため、逆効果になることもあります。