足のトラブル
合わない靴を履いていたり、運動不足による筋力不足などが原因で足には様々なトラブルが起こります。
ここでは、代表的な足のトラブルを紹介します。
外反母趾(がいはんぼし)・内反小趾(ないはんしょうし)
足の横アーチが崩れることにより中足部が扇状に広がり、その結果親指もしくは小指の付け根の骨が突出します。靴の幅が合わないために、歩行時に強い痛みを覚えたり、時には隣の指の下にもぐりこんでしまいます。
このために足指の力が発揮できず、蹴りだしや踏ん張りが弱くなるためにつまずいたり腰痛の原因になることもあります。
- 足幅より狭い靴または広すぎる靴は症状を悪くする可能性がります。
- 足指まわりに負担をかけないように、ヒールは低めに!!
- 中足部が広がらないように、ひも靴などで足を支えましょう!!
- インソールで横アーチを支えます。
扁平足(へんぺいそく)
足の内側アーチ(土踏まず)が低くなり、運動時の衝撃が吸収されず歩くとすぐに足が疲れやすくなります。
また、踵(かかと)の骨(踵骨)が内側に倒れこんでしまうためにアキレス腱からふくらはぎの筋肉に負担がかかり、膝痛の要因にもなります。
また、踵の痛みを引き起こすこともあります。
- かかと周りをしっかりと支える靴を履く
- ペタ靴は踵への負担が大きいために、扁平足の方は疲れやすくなります。
- インソールは内側アーチをしっかりと支持し、かつ踵を安定させます。
タコ(胼胝)・ウオノメ(鶏眼)
足のアーチの崩れにより、足裏に不均衡に圧がかかります。そのために皮膚が硬くなって、いわゆるタコやウオノメが出来てしまいます。また、本来のサイズよりも大きめの靴を履いて靴の中で足が動いて(前スベリ)しまっている方にも良く見られます。
ひどくなると痛みが増すうえに、歩く際の異物感が強くなるので専門家による適切なフットケアや皮膚科受診をお勧めします。
- 衝撃吸収性が高く、やや厚めの靴底をお勧めします。
- インソールは足のアーチをしっかりと支え、ソフトなクッション材で足裏全体に圧を分散します。
ハンマートゥ・クロウトゥ
靴のサイズ間違いや伸縮性の強いストッキングを履き続けることにより、足指が曲がったまま固まってしまいます。
図のように足指の甲側(背側)が靴に当たってしまい、痛みを覚えます。
第二趾が第一趾より長い方(ギリシャ型)に良く見られる足のトラブルです。
- 足指まわりに負担をかけないように、ヒールは低めに!!
- 足指周り、特に上部にゆとりのある靴がお勧めです。
- 足指それぞれが単独で伸ばせるように5本指ソックスがお勧めです。
巻き爪(まきづめ)
爪が丸く変形するために、指に食い込んでしまい、とても強い痛みを覚える足のトラブルです。
以前はヒール靴を履く女性に多く見られるトラブルでしたが、最近ではサイズの合わない靴を履いてしまったためにお子様にも見られるようになりました。
- 足指まわりに負担をかけないように、ヒールは低めに!!
- 指周り(特につま先)に充分ゆとりのある靴
- ひも靴などで足と靴をしっかりと固定できるものをお勧めします。
上記の他にも足の左右サイズの違い、股関節の問題、関節リウマチ、糖尿病性足病変等など、様々な足のトラブルを抱える方が靴やインソールをお求めにご来店されます。
POSCでは足と靴の専門家によるカウンセリングを無料で行なっておりますので、お気軽にご相談下さい。