はりきゅう

はりきゅう

東洋医学では、気・血・水のバランスの乱れを病気と考えます。POSCの鍼灸治療は、充実したカウンセリングをもとに東洋医学的診察(舌診・腹診・脈診など)を行い、生まれつき持った個人体質を見極め、様々な症状の要因を探ることから始まります。
そして鍼と灸を用い、「経絡(気や血の流れる道筋)」や「経穴(ツボ)」に刺激を与えることで、気・血・水の調整をし、身体のバランスを整えます。

鍼灸治療は、未病(病気にかかる前の状態)を治す!

鍼や灸は、今から3000年ほど前に中国で生まれ、1500年ほど前に日本に伝わりました。 古代中国の思想哲学と、「陰陽論(いんようろん)」「五行論(ごぎょうろん)」などの独特な理論をベースに、たくさんの経験によって体系づけられた鍼灸治療は、「病気ではないけれどツライ症状」を病気になる前に摘み取ってしまう「予防医学」でもあります。
また現在では、※1WHO(世界保健機構)で認定されている適応症もあり、科学的に血流の改善や鎮痛作用、自律神経系の調整、免疫力の活性化といった作用・効果があることが解明されています。そのため欧米を中心に補完・代替医療(西洋医学の苦手な部分を補う医療、西洋医学に代わる医療)のひとつとして注目されています。

鍼灸治療に期待できること
  • (1)痛みを鎮める
  • (2)血流を改善する
  • (3)免疫機能を高める
  • (4)自律神経に働きかけ、胃や腸など内臓の機能を調節する

POSCのはりきゅう

POSCでは、体調やご希望に合わせたメニューをご用意しております。

はりきゅう全身(所要時間50分)

その日のお体の状態や苦痛をお尋ねし、舌診・脈診・腹診など東洋医学的な診察を行います。こりや痛みなどの苦痛の改善はもちろん、症状が起こっている原因を体質から導き出し、全身を治療します。

はりきゅうショート(所要時間25分)

お体で一番つらい部位を中心とした施術です。(仰向けまたはうつ伏せでの施術)

鍼は、全て使い捨てのものを使用しています。

灸頭鍼

鍼と灸の合わせ技。体の芯まで温まります。

温灸

直接肌の上で燃やさないのでやけどにもならず、心地よい温かさをツボに与えます。

枡灸(マス灸)

おなかや腰を暖めるのに用います。内蔵までしっかり温めてくれます。

こんな方におすすめします。

  • 顔や頭の症状
    頭痛・耳鳴り・疲れ目・かすみ目・充血・めまい・鼻水・鼻づまり・喉の痛み・歯痛・顔面神経麻痺・三叉神経痛
  • 首、腕、背中の症状
    首、肩のこり・寝違え・五十肩・肩があがらない・腕のだるさ・肩、肘、手首の痛み・背中の突っ張り感
  • 足と腰の症状
    腰痛・足のだるさ・しびれ・むくみ・冷え・膝痛・こむら返り・外反母趾・ねんざ
  • 女性特有の症状
    生理痛・生理不順・生理に伴う諸症状・更年期障害に伴う諸症状・不妊
  • 内科系の症状
    胃のもたれ・むかつき・食欲不振・冷え性・便秘・下痢・二日酔い・高血圧・低血圧
  • 精神的・神経的な症状
    イライラしやすい・自律神経失調症・不眠・うつ

特定の症状がなく、「なんとなくしんどい」「体がだるい」という方も是非一度お越しください。
自分ではつらいという意識がなくても、体にとても負担をかけてしまっていることもあります。
一度自分の体質を知り、体と心の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

鍼灸治療をおすすめできない場合

POSCでは、お客様が次の項目に該当する場合は、鍼灸治療を見合わせていただいております。
また、医師の診察を必要とすると判断した場合は病院をご紹介させていただくこともあります。

  • (1)飲酒後
  • (2)高熱(38℃以上)がある
  • (3)激しい炎症が起きている
  • (4)外傷(骨折・脱臼など)を負った直後
  • (5)血圧が異常に高い、あるいは低い
  • (6)伝染病が疑われる
  • (7)症状が重篤で、医師の診察の必要性がある
  • (8)衰弱が激しい

※1 WHO(世界保健機構)で認定されている、鍼灸治療の適応症には以下のものがあります。

分類 疾患名
運動器系疾患 関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、五十肩、腱鞘炎、腰痛、外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
神経系疾患 神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー
消化器系疾患 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘) 、胆嚢炎、肝機能障害、肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔疾
呼吸器疾患 気管支炎、喘息、風邪および予防
循環器系疾患 心臓神経症、動脈硬化症、高血圧低血圧症、動悸、息切れ
代謝内分泌系疾患 バセドウ氏病、糖尿病、痛風、脚気、貧血生殖・泌尿器系疾患、膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎
婦人科疾患 更年期障害、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え性、不妊
小児科疾患 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)、小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善
眼科疾患 眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい
耳鼻咽喉科疾患 中耳炎、耳鳴、難聴、メニエル氏病、鼻出血、鼻炎、蓄膿(ちくのう)、咽喉頭炎、扁桃炎(へんとう炎)