皆さん、最近、苦い野菜が少なくなったと思いませんか?
東洋医学では、夏は「赤色の食材」、「苦味」がおすすめということで
体の熱を冷ましてくれる食材には、スイカやトマト、ゴーヤ、ピーマン、
パプリカなど、夏野菜や夏に旬を迎える食材を摂ることが良いとされていて
「理にかなってるわ~」と感心しては、鍼灸スタッフと食材の話をするのですが
苦いのゴーヤだけ?という話から、最近の野菜は苦味が少なくて
食べやすくなったよね、という話になりました。
一昔前は、ピーマンも苦かったし、きゅうりもたまに苦味を感じていたような。。。
夏に薬味として大活躍の大葉も、セロリも。
ゴーヤさえ最近はそこまで苦くない気がします。
これは、品種改良が進み、苦味を抑えて食べやすくしているからなんだそうです。
その場合、東洋医学でお勧めされている「苦味」のある食材としては
どうなんでしょう?
子どもの頃は苦い食材は美味しくないどころか吐き出してしまいたいくらい
でしたが、大人になると苦味やえぐみが美味しくなったりしますよね。
苦いゴーヤが恋しい気がする私は、疲れているのでしょうか・・・!
「苦味」についてちょっと気になっている今日この頃です。
因みに、赤色の食材については、夏野菜だけでなく、小豆や梅干し、
牛肉や豚肉の赤身、マグロやカツオ、タコなども該当するそうで
「体の熱をとる」以外にも、「血流を良くする」「滋養強壮」
「解毒作用」「疲労回復」など、食材によって作用が違うとのこと。
もともと体が冷えやすい人が「夏だから体を冷やす食材を食べないと!」と
体の熱をとる作用のある食材ばかり食べていると、冷えすぎてしまったり
冬の冷えに繋がったりすることもあると鍼灸師スタッフが教えてくれました。
それぞれの体質によっても体が必要としている作用が異なるため
体に良いからと偏って食べ過ぎるのは良くないということでした。
まさに『陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず』ですね。
因みに、中医学だと、食材だけでなく調理法や何で調理するかまで
考えるんだそうです。奥が深すぎる!!