体に熱がこもらないよう汗をかいて熱を発散するということで
「汗をしっかりかけるようになればいいのか!」と捉えた私でしたが
『心』について調べを進めると、『汗は「心の液」』、
『暑さで過剰に発汗すると『心』の負担になる』
汗のかき過ぎはよくないという情報に出会い、大混乱!
エアコンの効いた部屋で過ごす時間も長い現代なので、汗腺が「お休み」してしまい
うまく汗をかけない、いざかくとベタベタしたミネラルの多い汗をかいてしまい
体をうまく冷やせないということがあるため、その対策として
「良い汗をかけるように汗腺トレーニングをして汗腺を目覚めさせよう!」と
「汗腺トレーニング」をPOSCの「今月のテーマ」に掲げていたため
「汗かいた方がいいの?かかない方がいいの?先生ー!!どっちなんですか!!」と
鍼灸スタッフに助けを求めました😿
「汗をかくということは毛穴が開き、体の『気』も一緒に出ていくということなんです。
出し過ぎるとエネルギー不足になって『気虚』の状態になるため、疲れになります。
東洋医学には『陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず』という言葉があって
いき過ぎてしまうと逆効果になることもあります。例えば、体を冷やすのが良いと
エアコンの効いた涼しい部屋で体を冷やす食材ばかりを摂っていると
冷えすぎてしまい、次の季節に強く冷えが出てしまうこともあります。」
と教えてくれました。
なるほど!良いと思ってやり過ぎるのは注意ということですね。
適度な発汗は体の熱を冷ますために必要ですが、暑さで過剰に汗をかくと
血液ドロドロになってしまうし、水分補給といって水ばかり飲んでいると
ミネラルが不足してしまうので、塩飴とか塩分タブレットを摂ってますもんね。。。
言われてみれば、ですね。
汗腺トレーニングは良い汗を適切にかけるよう、うまく働けていない汗腺を
目覚めさせることを目的にするのであって、ガンガン汗をかくための
トレーニングではないのでした。慌てました~💦
「『陰極まれば陽に』って、先生!そういうのも国家試験にでるんですか。。。?」
「東洋医学も出ますよ。」
「どんだけ勉強分野の範囲広いんですか・・・!」
東洋医学の奥が深いこともさることながら、鍼灸師、恐るべしです。