2015 年 8 月 13 日

カ・ス・イ・ブ・ン・カ・イ

毎年のことですが、この時期はクーラーをかけっぱなしで寝て、朝は身体がグッタリした感じで

目覚める渡部です。

分かってもらえる人もいるとは思いますが、扇風機や、ましてや自然の風なんて全く効きません。

ここだけの話ですが、僕が作業をするPOSCの工房は“キンキン”です。ここだけの話です。

さて、この時期のあるある話としてもう一つ。

ご愛用の靴の底が突然“割れる”というハプニング!!

特にPOSCでは、FinncomfortやGanterといったヨーロッパ製のコンフォートシューズをお買い上げのお客様、

更に言えばその中でも、サンダルをご愛用のお客様。

これらの靴底にはポリウレタン(PU)という素材が使われており、雨や湿気などの水分が靴底に染み込んだまま

長く履いてないと、いざ履いたときに靴底がパカっと割れてしまう現象が起こります。

これをカスイブンカイ、加水分解といいます。

最近は、デパートの靴売り場などでも加水分解の注意について表示されていますね。

ポリウレタンは、耐久性とクッション性に優れ、かつとても軽いという特性で靴底によく使われる素材ですが、反面、このように材質が変化してしまう性質も持ち合わせています。

『せっかく買われた靴を汚したくないから』や『記念の1足だから大切にとっておいたから』

といって長い間履かないでおくと、こんな残念なことになってしまうんです。

この季節、久しぶりにお気に入りのサンダルを♪ と思って履いて大変なことになってしまわないように

掃く前には必ず靴底にひび割れなど入っていないかご確認下さい。

尚、Finncomfortにつきましては加水分解が起こったとしても、POSCで修理させて頂きますので、是非お持ち下さい。

では、まだまだ蒸し暑い季節が続きますが、みなさま“適温”を守ってお過ごし下さい。

渡部